The Creators 2020 で micro:bitのワークショップをやってきました!

開催レポート

2020年10月24日(土)、25日(日)の2日間、福岡市で開催された、最先端エンターテインメント体験型フェス「The Creators 2020 / ザ・クリエイターズ 2020」。
2日目の25日(日)に、micro:bitを使ったロボット工作のワークショップをCoderDojo 福岡、CoderDojo 太宰府でやってきました!

午前の部は、「Tiny Sorter(分類ロボット)を作ろう」
午後の部は、「親子で作ろう~しゃくとり虫ロボット~」
感染症予防の観点から、参加者はそれぞれ6組限定、前売りチケット(0円)は即日完売でした。

まずは、午前の部「Tiny Sorter(分類ロボット)を作ろう」の様子です。

CoderDojo 福岡のチャンピオン、高丘さんからCoderDojo の紹介と、ワークショップの流れを説明。
Tiny Sorterタイニーソーター(分類ロボット)とは、シリアルとマシュマロのように異なる二種類の小さなものを、機械学習モデルを使って、左右のカップに振り分けるロボットです。
詳しくは、Teachable MachineのTiny Sorterをご覧ください。

そして、早速、Teachable Machineを使って、画像の機械学習モデルを作る練習。Teachable Machineだけでも十分楽しめますね。子どもとお父さんの顔を分類できるようにしてみたり、水筒を映すと、100%近く自分であると判別されることを面白がったり、楽しそうに取り組んでいました。

それから、ケント紙のソーターを組み立て、Stretch3、micro:bitとつなげます。

再びTeachable Machineで、色の違うビーズの写真をトレーニングし、モデルを作ります。
ここでの写真の撮り方、どんな写真をどれくらい使ってトレーニングするのかが大切でしたね!
何度も写真を調整し、トレーニングをやり直しては、ちゃんと分類されるか繰り返し試していました。
子どもでもAIの技術に簡単に触れることができる。想像力が豊かな子ども達はこれらの技術に触れ、どんなことを感じ、どのように応用させていくのか、大変興味深いです!

出来上がったソーターの動画です。ソーターがどっちに落としたらいいかな~と考えているような間がかわいくていいですね!時間が少し足りなかったかもしれませんが、みんな結構うまく分類されるようになっていましたよ。

2020/10/25 The Creators 2020 Tiny Sorter

そして、午後の部「親子で作ろう~しゃくとり虫ロボット~」の様子です。

こちらは、CoderDojo 太宰府の三木から、CoderDojo の紹介、しゃくとりむしの名前の由来である、尺などの昔の長さの単位、ワークショップの流れなどを説明しました。
そして、まずは、マイクロサーボをmicro:bitで動かすところからスタートです。
電池ボックスや、ジャンパー線の不備?によりサーボがちゃんと動かないトラブルが発生しましたが、何とか解決!このようなトラブルも電子工作にはつきものです。楽しみましょう!(ですよね!?)

段ボールでしゃくとり虫の形を作ったら、テープでmicro:bitやサーボを張り付けていきます。ここで、micro:bit、サーボ、電池をどの位置に取り付けるか、きちんと動かすために工夫も必要になるところですが、子ども達の個性も発揮されて、見ていてとても楽しかったです。

思った以上にスムーズにしゃくとり虫ロボットが完成し、きれいに伸縮の動きができていて驚きでした。最終的には、もう一台のmicro:bitでリモコンをつくるところまで全員が完走できました。
また、中々思うように前に進まないときに、余った段ボールで、坂道を作り、しゃくとり虫にその坂道を歩かせるという発想の転換!これには感心させられました!

2020/10/25 The Creators 2020 しゃくとりむし

これらのワークショップをご自宅でも試してみたい方は、材料や作り方について、CoderDojo 福岡のブログにまとまっていますので、チャレンジしてみてください。

CoderDojo 福岡 Blog

ところで、今回のワークショップ出展の件は、大人気イベント(現在はオンライン開催)「英語で学ぶコンピュータ・サイエンス」を主宰する Kids Code Club からお話しをいただきました。Kids Code Clubの代表のマイコさんは、CoderDojo 福岡のメンターでもあり、とてもアクティブで、チャレンジングで、一緒に何かをやりたいと思わせる魅力あふれる方です。私自身も常日頃から多くの刺激をいただいていますし、子ども達には、こういう大人がいることを知ってほしいと思っています。

今回のThe Creators 2020でも、VIVISTOP HAKATA と一緒に、ScratchとAI(Teachable Machine)をつかったゲーム作りのオンラインイベントを実施されています。Zoomなどを使ったオンラインでのイベントを開催したことがある方なら、Zoomでもカメラを使い、Teachable Machineでもカメラを使うのにどのようにやったんだろう、と気になりませんか!?

マイコさん曰く、「Teachable Machineをオンラインでやるノウハウがめちゃくちゃ貯まった(><)」そうなので、包み隠さずに、そのノウハウを共有していただこうと思っています!
子どもが心から楽しめるイベントを、誰よりも楽しんで作り上げる大人って素敵ですよね!

なお、この「ScratchとAIでゲームを作ろう」ですが、何と誰でも簡単にご自宅で挑戦できるんです!Kids Code Clubが色々なプログラミング作品の作り方などをレシピと称してまとめた、Webアプリを公開してくれています。会員登録、インストール不要!誰でもすぐにレシピ通りにやってみるだけで、プログラミングの学習ができます!
レシピの数もどんどん増えていますよ。とてもおすすめの学習アプリです。

30分でつくれる子どもプログラミングレシピ

最後に、今回のワークショップの内容は、子ども向けですが、様々な要因で、思った通りに動かなかったりします。大人がやっても然りです。私も初めてしゃくとり虫ロボットを作った時は、全く前に進みませんでした。
しかし、そこで、できない、つまらないと諦めるのではなく、なぜうまくいかないのか考えたり、調べたり、試行錯誤を繰り返すことを経験してほしいと思います。親子で挑戦する場合は、出来る限り、子ども主体で作り上げる、小さな一歩でも半歩でも前に進むことを目指し、ちょっとでも前進できたら一緒に喜んで、楽しく苦労することを体験してもらえればいいなと思っています。できたこと、できなかったこと、何でもいいので、CoderDojoに参加した時に聞かせてくださいね。

コメント

  1. […] The Creators 2020 で micro:bitのワークショップをやってきました!CoderDojo 太宰府 […]

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