CoderDojo 太宰府 2020年ふりかえり(後半)

Advent Calendar

この記事は、CoderDojo Advent Calendar 2020の19日目の記事です。

CoderDojo 太宰府についてもっと知りたい、CoderDojoをオンラインで開催したい、オンラインの道場ってどうなのという方向けに書いた(つもりの)記事(駄文)です。

CoderDojo 太宰府の2020年(オンライン開催以前)

CoderDojo 太宰府の最大の魅力はメンター陣です。第1回から同じメンバーに支えていただいています。CoderDojo 福岡、CoderDojo 博多、CoderDojo 北九州など、近隣のCoderDojoのチャンピオン、メンターたちにもたくさんお世話になっています。ニンジャたちにプログラミングや、テクノロジー、何より学ぶことの楽しさを教えてくださる姿勢、まなざしが本当に魅力的な仲間たちです。

常連のニンジャも増え、2020年の2月には、初開催から、無事1周年を迎えることができ、一周年記念のイベントをやったりもしました。
私自身、道場を運営する上で、大切にしたいと思っているニンジャの発表の場も、参加者が増えることで全員発表することが難しくなり、どうしようかと嬉しい悩みに頭を抱えたりもしていました。

CoderDojo 太宰府の2020年(オンライン開催以降)

そして、新型コロナウイルスの感染者が急激に増加してしまい、CoderDojo 太宰府でも会場に使わせていただいていた、おいしい梅ヶ枝餅のやす武さん、太宰府館が利用できなくなりました。太宰府は観光地ですので、特に心配でした。(2020年11月末時点では、かなりにぎわいを取り戻しています。本当に魅力ある強い街です。みなさんも是非、遊びに来てください!)

近隣の道場でいち早くオンライン開催に取り組んだのは、CoderDojo 福岡の高丘さんでした。私もやり方を模索はしていたのですが、やはり行動に出ないとだめですね。CoderDojo 福岡に触発されて、太宰府でも4月に入り、オンライン初開催したのですが、実際にやってみて分かることの方が多かったです。

反響も様々でした。Zoomの利用を楽しんでくださる方がいる一方、キーボードの操作が難しいことや、Zoomの操作や自宅から参加が難しいことで参加を中断すると連絡をくださる方もいました。常連のニンジャが参加しなくなる一方で、通常では参加できる距離でない県外や海外からの参加もありました。

また、道場の進行においても、最初は戸惑うことが多かったです。静かな時間帯が続いたり、よくおしゃべりして、盛り上げてくれる子がいても、その声が気になってしまう子もいるのではと思ってしまったり。CoderDojo 太宰府では、オフラインでも、途中に5分程度の講座をやっていましたので、オンラインでも同じように講座を続けています。オンライン開催後は、ニンジャやメンターにScratchのスプライトの描き方を披露してもらったり、メンターから面白い教材を紹介してもらったりしました。また、メンターの発案でテーマを決めて、みんなでプログラミングしたりもしました。試行錯誤することの楽しみを感じるようになっています。

日本中、世界中から参加者がいることがオンラインの強みです。その強みを活かした取り組みもやりました。具体的には、まず近隣の道場との共催イベントです。
CoderDojo 福岡と一緒に”Minecraft Day”と題し、マイクラのイベントをオンライン開催しました。
Minecraft Day #1
Minecraft Day #2
その甲斐あってか、県外の道場からもお声がけいただきました。
CoderDojo紙屋町・津和野・福岡・太宰府・名護合同マイクラ祭り【増え鬼ごっこ編】
これは本当に楽しかったです。ちょっと、冷やっとするトラブルもあったように思いますが、私たちメンターにも、ニンジャにも、とてもいい体験になったと思います。
CoderDojo以外の団体とのイベントも行いました。
VIVISTOP Hakataさんと、Kids Code Clubさんと、micro:bitを使ったイベントを開催しました。
VIVISTOP HAKATAと共催! マイクロビットであそぼう~しゃくとり虫レース~
そして、福岡市主催の最先端エンターテインメント体験型フェス「The Creators 2020 / ザ・クリエイターズ 2020」でも、CoderDojo 福岡とワークショップを担当させていただきました。
The Creators 2020 で micro:bitのワークショップをやってきました!

現在は、CoderDojo 太宰府は、会場とオンラインのハイブリッド型で道場を開催しています。
困難な状況でも、できることを考え、実際に行動してみることの大切さを学ばせていただいた一年でした!そして、オンラインでできることはまだまだ多いと感じています!

福岡県内のCoderDojoのチャンピオンの集いもありました。今後も情報共有、協力し合いながら、子ども達、大人達にとって、価値ある活動をしたい、輪を広げていきたいと強く感じましたよ!

そして、年の瀬の12月27日には、今年最後の大型イベント、DojoCon Japan 2020がオンライン開催されます。CoderDojo 太宰府のオンライン開催を重ねた実績から、何かちょっとでもお手伝いできないかと、軽い感じで実行委員に加わりました。
メレンゲみたいにフワフワしたかる~い感じで参加したのですが、甘かった。メレンゲ暴食して、胸やけするくらい甘かった。考えてた以上に大変なことが多い!
ですが、得るものも本当に多い!!ここで得たことは、また別の機会にお伝えできればと思っています。
そして、実行委員の皆さんは本当に一生懸命に、そして、楽しみながら準備を進めています。みなさんも、ぜひ参加してみて、オンラインの可能性、距離を超えた交流を楽しんでみてください!

年末になり、最近よく耳にするのは、「今年は想像もしなかった一年」という言葉。確かにそうだと思います。当たり前だと思っていたことが、そうではなくなった一年でした。しかし、何かが当たり前でなくなっても、代わりを見つける、新しいことを始めるなど、次に進むことができることはわかりました。私は、自分自身においても、未来を担う子ども達においても、どんな苦境や苦難も乗り越えることができると信じています。今年は、困難の中、新しい扉を開くことができたように思います。次の一年では、CoderDojo 太宰府の仲間たちと開いた扉から次の一歩を踏み出したい。そして、オンラインの可能性を信じ、県内の、国内の、世界中のCoderDojoと協力し合い、自分たちも学びつつ、子ども達に学びの場を提供し続けることを目標としたいと思います。

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