U16 プログラミングコンテスト福岡大会に行ってきました!

行ってきたレポート

日本中、世界中に感動を与えたラグビーワールドカップが閉幕しましたね。試合だけでなく、選手達の言動に元気や勇気をもらった人も多かったのではと思います。
今大会で、ラグビーのルールを覚えた、にわかファンの一人の私ですが、今日、11月3日(日)、ここ福岡で行われた、未来を担う少年少女の熱い戦い「第1回U-16プログラミングコンテスト福岡大会」に行って来ましたよ!
CoderDojo 太宰府に来てくれているニンジャも参加していたので、とても楽しみにしていました。

場所は、久留米工業高等専門学校。今日は何と文化祭も行われており、大変な賑わいを見せておりました。その様子も後半にちょっとだけ触れますので、お暇な方だけ、読んでみてください^^

さて、U16 プログラミングコンテスト福岡大会ですが、今回が第1回の、文字通り16歳以下のプログラミングコンテストです。ほぼ1日を通して、展示&説明、プレゼンテーション、審査、結果発表&表彰式が行われました。子どもたちには、結構ハードなスケジュールだったかもしれませんが、大変良い経験ができたのではないでしょうか?

午前は10時より、作品の展示と、それらを見に来るお客さんに説明をする時間でした。

そして、午後1時から、各自3分ほどずつのプレゼンテーション。事前に準備していたスライドを使って、淀みなく、作品作りのきっかけや、工夫した点、難しかった点などを発表していました。

その後、作品の展示室に戻り、審査員らによる質問タイム。どの審査員も真剣な表情で、コンテストの本気度がひしひしと伝わってきました。

そして、午後3時。受賞者の発表の時間になりました。私としては、やはり、CoderDojo参加者に受賞をしてほしかったのですが、どれも質の高い、ユニークな作品ばかりだったので、期待半分、不安半分で受賞を祈っていました。

結果は・・・

CoderDojo 福岡に参加したことのある男の子が2位を受賞し、CoderDojo 太宰府に来てくれている1年生の、ななみちゃんが3位を受賞しました!
さらに、ななみちゃんは、企業賞の1つの「シティアスコム賞」も受賞し、何と一人で2つの賞を獲得しましたよ!!

ちなみに、最優秀賞は、中学生の男の子で、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)という基盤にいくつかのセンサーをつけて、自転車の安全装置を実現するというものでした。
作ろうと思ったきっかけは、自転車と車の事故件数や、自身の体験からだそうで、プレゼンも素晴らしい出来でした。賞品として、東京の表彰式に招待されるということですので、さらに磨きをかけるべく、よい経験をされることでしょう!

2位受賞の子は、VR(バーチャル・リアリティ)でバンジージャンプを体験できるソフトを開発しており、こちらも細かい点に拘りを感じる素晴らしい作品でした。お母さまは、お子さんについて、コミュ障だと謙遜しておっしゃっていましたが、展示会でも、プレゼンでも、また、受賞後のあいさつでも、とてもはきはきとした態度で受け答えができていて、ただならぬ風格を発揮していたように感じたのは私だけではないはずです。

3位受賞の、ななみちゃんの作品は、Scratch(スクラッチ)で作った「にんぎょひめ」の 全米が涙するような予想を裏切るラストが印象的なアニメーション・ストーリーでした。たくさんのスプライト(キャラクタ)を使っていて、Scratchをやったことがあれば、その苦労がわかる作品でした。企業賞を授与したシティアスコムの審査員の方は、「ななみちゃんの頭の中にある世界を、ITで表現した点を評価しました」と素敵な言葉で、賞に花を添えてくださりました。

今回のコンテストは、出品する作品が自由であるため、それぞれを比較することは難しいだろうなと感じていました。それゆえに、誰が受賞するか、まったく予想ができませんでした。
審査員の方が総括で「すべての作品が僅差」とおっしゃっていましたが、本当だろうなと思いました。
どの作品も、視点を変えれば、キラリと光る一面を持っており、言い換えれば、どれが最優秀賞でも納得できるものでした。
今回、良い賞を受賞した子も、思い通りの賞を手にすることができなかった子も、満足することも、落ち込むこともせず、この経験を活かして欲しいなと思います。悔しさをバネに、自信を糧に各々の次のステップへ挑戦し続けて欲しいです!

今回、私も大変勉強になりました。CoderDojo 太宰府でもこのコンテスト、次回以降、参加者を増やしていきたいと思っています。
子どもの吸収力はとてもすごいですよね。本当にどの子も天才です。だからこそ、子どもの内に、たくさんいい経験をして欲しいと思います。CoderDojo 太宰府でも、有用な情報や体験を、一つでも多く提供する場でありたいと思っています。

第10回 CoderDojo 太宰府は、11月16日(土)10時からです。
ニンジャ(子ども)だけでなく、一緒に楽しんでくれるメンター(大人)さんの参加も、大歓迎です。
Facebook、または、メール(dazaifu.jp@coderdojo.com)にて、参加のご連絡をください。

そういえば、最後に、テレビのインタビューを受けていました。ケーブルテレビが見れる方は是非ご覧くださいね!

ここから先は、お暇な方だけ・・・

初めて久留米高専の文化祭に行きました。
冒頭の写真の門をくぐると、飲食関連の露店がたくさん並んでおりましたが、一歩引いてしまうような異様なテンションで客引きをしておりました(笑)。(大学の学園祭でもあるあるですよね。私も身に覚えがあり、少々懐かしい気持ちになりました。お昼に焼きそばをいただきましたが、大変おいしゅうございました!)

が(?)、さすがは、久留米高専。校内の展示コンテンツには、圧倒されました。
ロボコン出場のロボット、水圧だけで制御されたアームロボットでのお菓子のつかみ取り、AI(人工知能)のオセロゲーム、子ども向けのワークショップ風な実験などなど、多岐に渡る展示物や公開実験がありました。素人の質問にもとても丁寧に応じてくれましたよ!

子ども達には、スライム作りや、バスボム作りが人気だったようで、みんな目をキラキラさせて参加していました。そして、彼らを指導する高専生達は、さらに目がキラキラしていたのが、印象的でした!
バスボムの材料である、無水エタノールについて、質問したところ、無水エタノールの入手についてや、なぜ無水エタノールを使用するのか、無水といいながら95%ほどの精度であることや、無水でないエタノールを使うとどうなるのかなど、大変詳しく、丁寧に、楽しそうに教えてくれました。一を聞いて十を知る必要はなく、一を聞いたら十を教えてくれる高専生。何かいいですよね!

子どもをダシに、大人が楽しめる子どもと一緒に大人も楽しめる、素晴らしい文化祭でした。小学生くらいのお子さんもとても多かったです。是非、小学校の6年間の内、6回くらいは行ってみてください。高専生達がどのようなことに取り組んでいるのかを知るいい機会ですし、とても楽しそうに接してくれる彼らから、ドキドキ、わくわくの体験を味わえますよ!

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